ニュース
国交省、乗用車に「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」搭載義務化 2028年9月1日以降の新型車対象に
2025年6月17日 17:02
- 2025年6月17日 発表
国土交通省は6月17日、道路運送車両の保安基準等を一部改正し、2028年9月1日以降の新型乗用車(輸入車は2029年9月1日)を対象に「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の搭載を義務付けると発表した。
「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」は、高齢者等がブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えたことによる事故を防止する日本発の安全技術で、この日本発の技術を国際基準とすることが国連自動車基準調和世界フォーラム(WP.29)において、2024年11月に合意された。
国交省では、2028年9月1日以降の新型乗用車(輸入車は2029年9月1日)に国際基準に適合する装置の搭載を義務づけることにより、ペダル踏み間違いによる事故のより一層の削減が期待されるとしている。
対象車両については、運転者がクラッチ操作を必要としない乗用車(乗車定員10人未満)。電気自動車を含め、クラッチペダルのないATモデルの乗用車には、国際基準の「ペダル踏み間違い時加速抑制装置に係る協定規則」に適合する装置を備えなければならないとした。